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マッキンゼーに転職するために知っておくべき年収・基礎知識

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本記事はマッキンゼー経験者の声を反映して作成されており、外部情報だけでは分からない情報が盛りだくさんです!

マッキンゼー・アンド・カンパニーといえば、入社が難しいといわれるコンサルティングファームの中でもトップレベルの難しさだといわれています。マッキンゼーは戦略系コンサルティングファームとして世界のトップレベルの企業に対して、経営アドバイスを提供しているため、コンサルタントに求めるレベルは非常に高いものがあります。

 

しかし、マッキンゼーは通年採用を行っており、常にフレッシュな人材をとりいれて組織として成長しようとしています。そのため、きちんと準備をして、あなたがマッキンゼーにふさわしい人材であることをアピールできれば、マッキンゼーに入社することも決して夢ではありません。

 

この記事では、マッキンゼーがどのような特徴を持つファームであり、どのような人材を求めているのか、入社するために何を準備するべきなのかをご説明します。

クライアントから見たマッキンゼーについてはこちらの記事で解説しました。

転職前に知っておきたい!クライアントから見たマッキンゼー・アンド・カンパニー

mck

 

マッキンゼー・アンド・カンパニーに転職するには

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そうはいいつつマッキンゼーにはなかなか内定しない

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会社概要

マッキンゼーは、世界60カ国、105の支社に9000人以上のコンサルタントを配置するグローバル大規模ファームです。 クライアントの業界は多岐にわたりますが、トップ7割の企業がマッキンゼーのサービスを使ったことがあると言われており、まさに世界経済を動かしている影の立役者であるともいえます。取り扱い件数も非常に多く、年間1600以上のコンサルティング・プロジェクトを手掛けています。コンサルティングサービスの中でも、、戦略系コンサルティングを得意分野とします。

 

 

社員はマッキンゼーのことをMckと表現し「マック」とよく呼びます

 

沿革

シカゴ大学のマッキンゼー教授が組織の前身をつくりました。当初カーニー・アンド・マッキンゼーという名前のコンサルティングファームでしたが、ジェームズ・マッキンゼーがニューヨークオフィスをメインとして分裂し、現在の形になっています。大学教授から発祥したアカデミックなバックグラウンドや、アメリカ発の論理思考から、Fact-base(事実に立脚する)"、"Analytical approach(分析的アプローチ)"という科学的な問題アプローチを、理論として打ち立てました。

 

 組織

ニューヨークの本社を始め、ロンドン、ヨーロッパ各国・カナダ・オーストラリアなど世界20か国以上にオフィスがあります。日本には、1971年にオフィスを開設しました。日本での勤務はもちろん、望めば世界のオフィスに出向して働くことも可能でしょう。また、世界に5000人いる同僚と刺激しあいつつ成長できるところも魅力です。

ちなみに社内では日本オフィスのことをJNOと呼びます。確かJapan Nippon Officeの略でした。他にもNew YorkはNYOなど、オフィスのコードネームが存在します。

日本オフィスにはコンサルタントは約200名、秘書(Executive assistantでEAさんと呼ばれます)、翻訳、人事、リサーチなどのバックオフィスを含めると約300名の体制です。

新卒が毎年約20名、入社し中途が20名程入社しますので40名程が新たにマッキンゼーにジョインします。同時にファーム自体の人数が大幅に増えているわけではないので40名程退職していることも意味します。

パートナーの入れ替わりは少なく、主にマネージャー未満のジュニア(アソシエイト・ビジネスアナリスト)が入れ替わっていきます。

ファーム内の組織はゆるいチーム制という状況です。ビジネスアナリストや新人アソシエイトの間は比較的対象セクターは絞られず幅広いスタディに配属になります。マネージャーに近くなってくると仲の良いパートナーを作り専門性を絞っていく傾向があります。

早めに結果を出すには専門を絞ることとなるべく長期間のプロジェクトに配属されることが重要です。2週間~1ヶ月のようなスタディもマッキンゼーでは多く存在しているのですが、短期間でキャッチアップしパートナーやマネージャーが発揮し得ない価値を発揮するのは容易ではありません。

スタディ期間が比較的短いマッキンゼーにおいては長期スタディに配属されることが致命的に重要と言えます。

専門をどの程度まで絞るかは人によりますが、主にはクライアントの業種によって絞られています。例えば製薬、製造業、通信などですね。

パートナーは太客を2~5持っており、多くの場合は近い業種です。パートナーと仲良くすることが出世への道ですので必然的にマネージャー、ジュニアも固定化する傾向があります。全く知らないパートナー・マネージャーのスタディにつくことはジュニアにとってリスクです。

 

 

マッキンゼーではプロジェクトのことを「スタディ」と呼びます。研究材料という印象を与えてしまうのでクライアントの前ではあまり使われません!

 

 

キャリアパスと年収

マッキンゼーは成果主義であるMeritocracy = メリトクラシーで有名です。成果主義の功罪については意見が様々ですが、結果がだせれば、年齢や在籍年数にかかわらず、年俸が増えポジションが上がるという考え方は、分かりやすくフェアではあります。

 

社内でキャリアを積んだ後は、ポストコンサル転職として事業会社にいく人も多数います。マッキンゼーでのキャリアは非常に高く評価されますので、好条件で責任のあるポジションに迎えられることが多くあります。外資系やベンチャー企業の部門責任者、経営指導職など経営のプロとして中核部門を担うことになるでしょう。

 

職位の呼び方と年収は以下の通りです

 

ビジネスアナリスト(BA):年収550万円

学部卒・修士卒が入社するとこの職位からスタートします。年収は学部卒550万円、修士卒570万円です。マッキンゼーには1年目だからどうか、5年目だからどうか、という考えはありません。出来るビジネスアナリストは入社数ヶ月からチャンク(課題の塊)を持ちクライアントと積極的なコミュニケーションを取りながらスタディをリードしていくことになります。逆に入社しても1年近くあまりバリューが出ず資料作成・分析しか出来ないという人もいます。

こういったパワポ・エクセル・調整スキルしか出来ない、逆にそこだけ取り出すと凄い(エクセルが高速で回せる)人は「スーパーアナリスト」と揶揄されます。この人はアナリスト・アソシエイトの間は重宝されるのですが、アソシエイト以上の職位になるにはかなり苦労しています。

 

アソシエイト:年収1,400万円

ビジネスアナリストの上級互換です。年収は倍の1,400万円となりますが取り組む仕事としては基本的にビジネスアナリストと大差ありません。基本的にアナリストでクビ、もしくはカウンセリングアウトになる人は10%程度でやる気さえあれば普通はアソシエイトには昇進します。

中途で4年以上経験のある方はここから入社することになります。最近ですとサインオンボーナス(入社時に出るボーナス)もあります。

博士卒の場合はジュニアアソシエイトというポジションから入ります。実質はBAと変わりません。

 

ジュニアエンゲージメントマネージャー(JEM):

アソシエイトが慣れてきて、スタディを持てるようになるとJEMというポジションになります。パートナー→JEM→アソシエイト・BAというチーム構成ですね。ここまで来るとエンゲージメントマネージャー(EM)まで後一歩です。給与はアソシエイトと大差ありません。

 

エンゲージメントマネージャー(EM):年収1,800万円

マッキンゼーではマネージャーをイーエム(EM, Engagement Manager )と呼ばれます。スタディのことをEngagementということはないのですが、職位においてだけ使われます。ジュニアマネージャーを卒業し、正式なマネージャーですね。年収は1,600万円-2,000万円ほどになります。自分が手を動かす時間は減りパートナー、クライアントとコミュニケーションを取りながらタスクを定義し、最終アウトプットに責任を持つ立場となります。

ポストコンサルの転職をする際にも「マッキンゼーでEMをしていた」ということは業界から一目置かれる存在となります。比較的若く、ポストコンサルの転職市場においても大変価値の高いポジションです。

 

アソシエイトプリンシパル(AP):年収2,500万円

最も謎が多いポジション、アソシエイトプリンシパルです。スタディに責任を持つマネージャーでもなければスタディを取る責任を持つパートナーでもない。実に中途半端な動きになりがちなポジションです。上級マネージャーではなくパートナー見習いという意味合いが強いです。

 

パートナー:年収3,000万円以上

さて晴れてパートナーです!マッキンゼーの年収体型は

BA(年収550万円)→アソシエイト(年収1,400万円)→マネージャー(年収1,800万円)→アソシエイトプリンシパル(年収2,500万円)とBA以降はやや緩めに変化するのですがパートナーで跳ね上がると言われています。実態は定かではないですが最低3,000万円から1億程度まであるようです。

最近は入社7年目でパートナーになった山田唯人氏が話題になりました。

 

シニアパートナー:謎

天上人への道が開けました。パートナーとして高い成果を出し続けているとシニアパートナーとなります。年収1億は当然超えてくる階級と言われています。マッキンゼー社内では社員やナレッジのデータベースであるKnow(ノウ)という社員用ネットワークが存在しており、社員の住所まで検索出来てしまいます。その住所からなんとなく収入レンジは分かるものです笑。

シニアパートナーともなると、成果報酬型営業マンであるパートナーから脱し、首のリスクからも開放された状態に近くなります。コンサルティングファームで一番大きな壁はパートナーと以下ではなく、シニアパートナーとそれ以下と言われます。

 

最近の代表例ではコスト削減・調達効率化で大きな成果を上げた”Yoshi”こと。高貫氏。

現在はロンドンのシニアパートナーです。彼はケンブリッジ卒のエリート、ロンドンでも馴染みそうです。

他にもシニアパートナーは存在するのですが固定メンバー化していますね。

マッキンゼー新卒入社25年という猛者である小松原氏、関西弁を操るオーストラリア人のポール・マクナーニー氏などです。

WEBを見ると分かりますが、外国人パートナーが多いこともマッキンゼーの特徴です。日系企業を担当することもありますが、やはり外資系の日本法人を主要顧客とする例が多いです。ちなみにどういった理由からか日本法人の代表は近年ずっと外国人で日本人がいません。過去には現在早稲田のMBAで教鞭を取る平野正雄氏や大前研一氏が日本代表を務めておりました。

実は大きい福利厚生!退職金制度と経費

退職金

マッキンゼーの年収で忘れてはならないのが退職金制度です。

おおよそ年収の18%程度が退職金として会社に積み立てられ、退職時にまとまって貰えます。例えば新卒では年収550万円ですので1年マッキンゼーに勤務して退職しても100万円程度が貰えます。

上位職種ともなればこれが年間200-400万円になりますので退職金が数千万円に登ることもある大変恵まれた制度なのです。実質的な年収を考慮するにはこの部分を勘案する必要があります。

他のファームではベインアンドカンパニーなどでは同様の制度がありますが、アーサーDリトルではありません。年収が20%程違うことになりますので転職時には退職金の有無を必ず確認しましょう。

制限がゆるい!プロジェクト経費

コンサルティングファーム一般的にですが、マッキンゼーはその中でも経費の使われ方はゆるい方だと思います(最近は日本支社長が厳しい人に変わったので変化しています)。

プロジェクト終了時にはチーム旅行という旅行までついてくることもあります笑。

また、チームディナーというのも経費ですね。ありがたいかどうかは別ではありますが、経費の制限はゆるいです。タクシーはもちろん使い放題です。

また出張時には世界各国の高級ホテルに泊まることが可能です。マッキンゼーはグローバルホテル大手のSPGグループ等にとって常連客中の常連客ですので低価格でスイートルームを使うことも出来るのです。

実際にしてみると辛いものですが、旅行好きにとっては世界中の高級ホテル暮らしというのは魅力ですね。マイル、SPGポイントも大量にたまります。

これらはコンサルティングファームの隠れた福利厚生です。

求められる人物像

マッキンゼーで働くコンサルタントに求められる人材は、企業の中にある潜在的・顕在的な問題点を自ら発見し、それを解決する力、目標達成力を持つ人です。プロジェクトは、社内の他のコンサルタントや、クライアントの担当者との協業により行われますので、単独行動ではなくチームワークにも長けていること、意見が違う人や協力してくれない人をも上手に巻き込んで結果をだすためのリーダーシップを持っていることが大切です。

 

マッキンゼーの人材募集要項をみると、

 

・学業分野において卓越した結果を残し、積極的な課外活動などの経験があること

・現・前職務において、求められる成果を達成し、高い評価を得ていること

・ビジネスレベルの英語会話力があること

 

と表記されています。地頭がよく、アカデミックにも実業分野にも成功をおさめていることを示す必要があります。また、日本のマッキンゼーのクライアントの7割は日本企業とはいえ、グローバルファームにふさわしい英語力も求められています。ある程度完成された人材を求めており、要求スペックはかなりハイレベルといえるでしょう。

英語については他のコンサルティングファームよりも高いレベルを求めるのがマッキンゼーの特徴です。新卒入社するメンバーも海外経験ゼロという場合は稀で多くが帰国子女であるか在学中に留学を経験しています。

入社後も英語が出来ないと社内にいるエキスパートのナレッジを活用出来ませんし、日系企業がクライアントであっても海外市場調査などが出来ず活躍の幅が大きく限定されます。

英語レベルも出世のための条件として明確に存在しますのでマッキンゼーに入社する以上は高い英語レベルはほぼ必須と考えるとよいでしょう。

学業分野において卓越とは書いてありますが、GPAについてはあまり懸念する必要がありません。ただし学歴は多数派が東大、2割程度が慶応というように結果的にかなり偏っています。採用チームは学歴重視ではない、と明言はしているものの結果的な偏りというのは発生してしまっているようです。

 

よくBCGやベインといる人の違いを聞かれますが、雑にコメントすると「グローバルなパリピ」が多いです笑。

 

マッキンゼー出身者

マッキンゼーの出身者には、著名な会社経営者が多くいます。

 

有名な経営コンサルタントの大前研一氏、 DeNAの社長の 南場 智子氏、Twitterの社長の近藤正晃ジェームス氏など、財界のトップが名を連ねています。

マッキンゼーで学んだことはその後のキャリアに活きるか否かというテーマはよく議論されますが。私は確実に役に立つと思います。問題解決というフレームワークを高いレベルで高速に実行し続ける能力、プロフェッショナルとして仕事に向かうスタンス、元マッキンゼーというブランド。これが活きないということはまずないと思います。

 

 マッキンゼーの公開されているプロジェクト

残念ながらアウトプットまで公開されている公開されているマッキンゼーのプロジェクトは多くありませんがプロジェクト中、どのような事柄に具体的に取り組んだかについての説明が少ないながら存在します。他社の公開されている資料と比較すると文字が比較的大きく、ビジュアルを重視してることが見えるのではないでしょうか。

これはマッキンゼーの特徴とも言えます。フォントサイズが8ptなど極小で作られテキストギチギチのチャートはGerman Chart(ドイツ式チャート)と呼ばれ良いこととされません。一見してインパクトがあるような図表があるとよいチャートとされる風潮は他のファームよりも強いように思えます。

 

「日本のスキンケ⁠アブ⁠ラ⁠ン⁠ド⁠の中⁠南⁠米⁠戦⁠略」

https://www.mckinsey.com/jp/our-work/skin-care-brand-gets-latin-america-makeover

中南米(市場規模を考えるとメキシコとブラジルでしょう)への進出スタディです。東京と中南米のグローバルチームを結成するというマッキンゼーでよくあるタイプのスタディですね。

 

「新薬の売上を最大化するマーケティング戦略」

https://www.mckinsey.com/jp/our-work/maximizing-new-product-revenue

 

製薬セクターのスタディが比較的多いマッキンゼー日本オフィスでよくあるスタディですね。製薬のチームはクライアントが豊富な予算を持っているため製造業などのチームと比較しワークライフバランスが比較的恵まれております。

最終アウトプットではありませんが、ディスカッションマテリアルは見つけることが出来たので以下の記事で解説を行いました。

コンサルに転職する前に読みたいプレゼン・パワポ資料

トレーニング

もともと優秀な人材を求めているとはいえ、入社時にすべて完璧である必要はもちろんありません。マッキンゼーでは以下のようなトレーニングプログラムを用意して、コンサルタントの能力に更に磨きをかけるようにしています。トレーニングにかなり力を入れていることはマッキンゼーの大きな特徴ですね。

 

まず、1つは語学研修です。内定後に英語力判定テストを受け、その結果に応じて、必要がある場合は入社前と入社後に英語レッスンを受講することができます。

 

また、グローバルキャリアの構築をしたいコンサルタントのために、留学支援もしています。入社後、MBAのだけではく短期の語学留学も可能でその費用もマッキンゼーが負担してくれます。

コンサルタントとして不可欠な論理思考を身につけるための学問としてMBAがありますが、MBAの本場はやはり欧米をはじめとする海外です。入社後、手腕を発揮して、留学させることによりさらに能力がのばせると判断され、かつ本人がそれを希望している場合は、会社からバックアップしてもらえます。全員に対し留学費用が負担されるのは教育に力を入れているマッキンゼーならではないでしょうか。

基本的にMBAから復職後、2年間勤務すればMBA費用の返還も不要です。日系企業は5年である場合が多いのでこれも流動性の高いマッキンゼーならではの特典ですね。

 

グローバルキャリア構築の機会は、学びに限られません。英語が話せかつ、本人の希望があれば、海外と日本の企業の合弁プロジェクトなどにアサインしてもらえる可能性があります。こういった国をまたぐ案件の場合は、対象国のマッキンゼーオフィスと日本のオフィスの共同チームで対応をすることになり、同僚からも刺激を受けることが出来ます。

本人の希望があり、日本支社(JNO)において1年以上経験をつんで基本的スキルを習得したと認定されると、海外オフィスへの異動も認めてもらうこともできます。認められるコンサルタントが対象となります。

これは実際にかなり多く発生しておりトランスファーとファームでは呼ばれています。以前は「アジアハウス」という欧米クライアントのアジア進出を支援する部署がドイツにあったため、ドイツへのトランスファーが多かったですが、ドイツ以外にもニューヨーク、シアトル、ストックホルムなどトランスファー例は実に多岐に渡ります。

ちなみにアジアハウスといいつつ、実態はチャイナハウスです。中国への進出支援部署ですね。

マッキンゼーは「本社」という考えがなく、”One firm”という考えが取られています。どこに入社したから「偉い」とはならず全員マッキンゼーのコンサルタントとしてグローバルで統一された基準で仕事に臨むことになります。

社内はダイバーシティというより恐るべき価値観の統一性を持っておりグローバルチームを結成しても全員が同じ価値観を共有してします。この価値観の統一性はスムーズなチームアップを可能にしている要因です。

ファームの価値観として頻繁に唱えられるのが”Client Impact First(クライアントへのインパクトが最優先)”、”People Development(人を育てる)”です。ほぼ全員この価値観を共有しており、逆にこの価値観に反する行動はマイナスの評価対象となります。

また、他のファームに比較し”Obligation to Descent(反論する義務)が強く唱えられ、クライアントからは「マッキンゼーのアウトプットは良くも悪くも読めない(つまりクライアントが欲しいものではなく、コンサルタントが言いたいことを言う傾向が強い)」と言われます。

 

マッキンゼーは激務なのか

はい、激務です。

コンサルティングファームといえば激務、タクシーで朝帰りという印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、そうとは限りません。もちろん、企業の経営者の課題解決支援という仕事上、重責かつ仕事量が多いことは事実です。プロジェクトの締め切り真近などは、遅くまで残業することもあるでしょう。

対象とするセクターやチームによって大きく違いますが、プロジェクト中の20%は9時前に帰れる。60%は10時頃。20%が午前コースです。やはり忙しい職種であることは間違いありません。

タクシー代、夕食代は支給されますので遅くなっても安心です笑。

 

実際のところマッキンゼーは激務と言える会社です笑。

長時間労働に加え、質の悪いアウトプットを出そうものなら社内失業も待っているという高いプレッシャー。徹夜明けでも明確な説明を求められる環境という頭脳としてもタフです。

頭脳・体力ともにマッキンゼーは激務と言えます。

 

しかし、上述のように、マッキンゼーの評価基準は徹底した成果主義です。そのため、長時間働いたからといって必ずしも成果が高いわけではなく、一定の時間内に高いアウトプットを出せることのほうが重要です。優秀なコンサルタントは、タイムマネジメントや仕事の効率化についても秀でていることが多く、成果を出しつつもきちんと家庭も大切にしている人も多いです。当然ながら、有給休暇、出産休暇、育児休暇、介護休暇の制度や取得実績もありますので、コンサルティングファームだからといって特に構え過ぎる必要はなさそうです。

 

実際は離婚や不倫も多いですがあまり書けません笑。もちろん全員ではありません。

ただ優秀なコンサルタントだからといってそういった倫理観が高いというのはほぼ関係ないです。

 

マッキンゼーに転職するための準備

マッキンゼーに転職するための確実なセオリーはありません。

戦略コンサルタントとして働くためには、専門分野に詳しいだけではなく、総合的に優れている人が求められるからです。そのため、入社面接では、仮説や特定のビジネスシチュエーションが与えられて、自分だったらそれをどのように解決するのか、という問いをされることがあります。正解があるわけではなく、また事前に準備できるわけではないので、日ごろから論理能力や応用力、それを言葉にする能力を磨いているかどうかが試されているといえるでしょう。面接官は様々な突っ込みをするようですが、受験者を苛めているわけではなく、想定外の反論についても慌てずにきちんと説得力をもって反論できるかどうかを試しているようです。

 

英語力やMBAなどの資格はもちろんプラスになりますし、持っている方は書類選考は通りやすいといえるでしょう。しかし、最終的な内定を勝ち取るためには、日々こつこつと上述のようなスキルを鍛える必要があります。マッキンゼーの理論は様々に書籍化されて、本屋などでも入手できますので、一度手にして学んでみましょう。

詳しくはマッキンゼーへの転職支援経験が豊富なエージェントに相談することを強く推奨します。

 

なお、マッキンゼーに中途入社してくる人のバックグラウンドは実に多彩です。

研究者、弁護士、医師などの高度専門職をはじめ国家公務員、金融機関、国家公務員、広告代理店、経営企画、メディアなど様々な業界や業種から優秀な人材が集まって、強力なチームを築き上げているといえます。

例えば現在のシニアパートナーの桑原氏は外務省出身です。現在はかなり辞めてしまいましたが東京大学医学部から医者、そしてマッキンゼーという例もありました。

他のコンサルティングファームからの転職ですが、それなりにあります。上位ポジションですとATカーニーパートナーおよびコクヨのCSOを経験した北条氏はAP入社でしたがすぐにパートナーに上がっていましたね。

ベンチャー企業出身者は日本オフィスでほぼ聞いたことがありません。海外オフィスではそのような事例もあります。

ちなみに出戻りもありです。日本オフィスでは比較的珍しほうですが、一度KKRに転職し、マッキンゼーに戻った後パートナーになった野崎氏のような例もあります。

最近ではインプリメンテーションチームと呼ばれ戦略チームが戦略構築をした後に長期に渡り実行支援をするチームが結成されました。こちらは明らかに採用ハードルは戦略担当よりも低いように見受けられます。マッキンゼーという職歴を手に入れるのであれば大きなチャンスですね。

ポストコンサルの転職:マッキンゼーから何処へ行く

若手はスタートアップが多いです。シニアは楽天・ソフトバンクのシニアポジションに大量に流れました。楽天へ流れた執行役員がマッキンゼーチームが買収したドローンベンチャーに投資し、上場に導くという素敵なスキームも最近作られました。

なんと4期先のPL予測を用いたバリューエションをしたそうで、上場としても衝撃です。

こちらの例に限りませんが、マッキンゼーにいたところでシニアパートナーにでもならない限り金銭的なリターンは限定的です。それならばやりがいを考えてもスタートアップと考えるのは自然ではないでしょうか。

若手コンサルタントがコンサルに横滑りする例は殆ど聞きません。都落ち感ありますからね。

シニアの場合マッキンゼーのAP→シグマクシスのディレクターのように最上位階級で入社する場合もあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。世界から優秀な人材がこぞって集まるマッキンゼーに入社できれば、プロフェッショナルとしても個人としても成長ができることは間違いなさそうです。ぜひ徹底的に準備して、マッキンゼーのコンサルタントとして働くための切符を手に入れてくださいね。

マッキンゼー・アンド・カンパニーに転職するには

マッキンゼーに絞るならマッキンゼーに強いエージェントを使う

マッキンゼー・アンド・カンパニーへの転職実績が多いエージェントと出会うことが重要です。一度落ちると再チャレンジは難しいため慎重に面接に望みましょう。

いきなりマッキンゼーを受けるのではなく本命ではないコンサルティングファームで肩慣らしをしてから受けることを強くおすすめします。コンサルティングファームの面接には慣れが重要です。

どのエージェントを使うかは『BIZREACH(ビズリーチ)』を使って見つけるとよいでしょう。

『BIZREACH(ビズリーチ)』に自分の経歴および転職希望条件を登録するとエージェントからスカウトが来ます。

マッキンゼーに転職したい旨を伝え、電話を一度してから実際に会うとミスマッチが少ないです。必ずマッキンゼーへの転職支援実績があるかを確認しましょう。

そうはいいつつマッキンゼーにはなかなか内定しない

従来より、ハードルは下がっているとは言えコンサルティング業界の王者マッキンゼーの採用ハードルは極めて高いことは間違いないです。

マッキンゼーに行きたい!という気持ちはよいのですが同時並行で複数のコンサルティング会社へ転職活動を進めたほうがよいでしょう。上で書いた通り、コンサルティング会社の面接には慣れが必要ですのでマッキンゼー以外に必ず複数の面接を経験してからマッキンゼーの面接に臨みましょう。

多くの面接を経験するには リクルートエージェント 、Dodaマイナビエージェント パソナキャリアという4大手エージェントを使うことがおすすめです。