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未経験から経理へ転職、メーカーの経理で年収1000万円

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こんにちは、本日は新聞会社、外資系製薬、日系メーカーと異業種へ2回の転職をされ、営業職から経理、さらに経営企画へと転職された方へお話を伺うことが出来ました。

今回のキャリアで重要だと思ったのが、1つ1つのキャリアで全力でなにかを犠牲にし努力したわけではなさそうですが、着々と良いポジションを得ているという点です。

この省エネハイポジ転職が出来ているのは

・業界および会社の見極め

・自分の経験を武器にした転職

・年齢に合った転職

という3点が転職の度に出来ているからだと思います。

こちらの事例でも上の条件は満たされていますね。

20代女性で二度転職。編集、フリーランスからPRへの転職事例 - シャイニング丸の内日報

転職についてのまとめを見たい方はこちらの記事がおすすめです

転職で失敗して後悔しないために必ず知っておいて欲しいこと - シャイニング丸の内日報

20代での転職ではポテンシャル枠と気合で需要が高まっている業界において良いポジションを狙うことが出来るのは事実ですが、30代の転職ではそう簡単ではありません。

30代転職は入るべき会社の見極めおよびキャリアアップの仕方というのは明確に持っていないと出口のない失敗する30代経理転職になってしまいかねません。

今回は最初は営業職からの30代経理転職での成功事例を見ながら、どのようにすれば成功するのか、またどうすれば失敗しないのかを解説していきます。

それでは見ていきましょう!

 

インタビューイーの経歴:

2010年に私立大学卒業後、地方新聞会社へ入社し、27歳で外資系製薬会社のMR職に転職し、31歳で日系メーカー経理職へと転職しました。 

氷河期で仕方なく地方新聞社へ入社

就職氷河期&新卒で地方新聞社へ

--新卒で新聞社を選ばれたのはどのような理由でしょうか?

就職氷河期なこともあり金融、メディア系を中心に受け、比較的少数精鋭でかっこよかった新聞社を選択しました。

他に内定をもらった会社は損保や生保などの金融系です。申し上げにくいのですが、損保や生保はソルジャー営業感が強くて、あまり自分には合わなそうだと思った・・みたいな理由もありました笑

新聞社での楽な代理店営業

--新聞社ではどのような業務内容でしたか?

代理店に広告枠を買ってもらう代理店営業を行っていました。

地方での結びつきが強かったため、高く買ってもらえるところを探すというよりかは安いところを断るという営業でした。研修もなくいきなり営業へと配属されて驚きましたが、代理店はお得意さんであったためラクな仕事でした。

 --就活されていた時の会社へのイメージと実際に入社されてからのギャップはありましたか?

ギャップはあまりありませんでした。

 

--年収はおいくらほどだったのでしょうか?

5年目残業代込で年収600万程度。

しかし、飲み会やタクシー代が経費で落ちたこと、家が高くなかったことのような目に見えないメリットとしてのお金は結構発生していました。

 

編集コメント:

さすがマスコミ! 最近は経費に厳しい会社が増えています。

金融のようにクライアントと飲みに行くことも規制されているような職種もありますね。

仕事がつまらなく感じ、転職を決意

--外資系製薬会社へ転職に至った経緯について教えていただけますか?

就職氷河期なこともあって、そもそも就職先に納得していませんでした。同期もそのような感じで、どんどん転職していきましたね。

地方新聞社は横ばい状態。売り上げは減っているが、利益率でカバーしてなんとかなっている状態です。経営悪化したら別の地方局と統合して持ち直すと思います。

代理店営業は先ほど申し上げたようにラクで、スキルなどが身についている感覚がしなかった。会社自体は潰れないだろうけど、面白みが欠けていたんですよね。

--転職の具体的な方法について教えて下さい

ひとまず大手の転職サイトとエージェントに登録しました。

 リクルートエージェント 、Dodaマイナビエージェント パソナキャリアに代表される求人数が多い会社ですね。

20代、営業経験ありであまり絞り込まなかったこともあってか予想以上に多くの求人がありましたね。

 --ちなみに、同期はどのようなところへ転職していたのでしょうか?

大半は新聞社やテレビ局のようなメディア業界への転職です。同期も私と同様に就職氷河期のため就職先に納得していなかったですね。 

--なぜ数ある選択肢の中で外資系製薬会社へ転職を決めたのでしょうか?

まず年収です。

基本給+100万アップ、さらに福利厚生充実化で合計200,300万アップしました。(合計、約1,000万)

それともう1つは経理へ行けることを保証してくれたからです。年齢に営業がきつくなり、できれば経理などのバックオフィスに移りたいと思っていました。

この会社は経理へ行けることを保証してくれたからという点も大きいです。

後、最期に東京勤務できるからですね。やはり東京で仕事がしたかったです。 

経理に行くまでの3年間はMRを経験

外資系製薬会社MR職の仕事内容

--MR職の営業とは?

開業医担当と大学病院担当がいまして、比率は2:1です。大学病院の場合新規開拓はあまりないですが、新薬の売り込みの際には病院に張り付いて医者を捕まえ薬を売り込むというものです。ちなみに目標達成率で給料が決まります。

 

--新聞社での代理店営業とMR営業の違いはありましたか?

当然、代理店に広告枠を売ることと医者に薬を売ることの営業は違う。しかし、キツイ開業医営業ではなくて比較的楽な大学病院営業であったため、ラクさは一緒でした。正直、薬のことを深掘りしても医者にはかなわないですし・・。薬という商品の特性を覚えてしまえば、営業のコツとかは前職と一緒でした。しかし、規制が大きく接待などは禁止ですし労働の幅は小さいと感じました。 

--MRで出世していくためにはどのようなことが必要ですか?

まず、大学病院勤務になり、東大閥や慶應閥のような医者のネットワークに入り込んでいくこと。そこで大学教授を捕まえたら勝ち。これは上にいくための登竜門みたいなものです。

--では、ネットワークに入り込んでいくためにはどういうことが必要ですか?

昔は接待などで気に入られたら勝ちだった。真面目な営業の場合、論文の勉強をしてエビデンスとベースをしっかり揃えた上で医者と話にいく。真面目でない営業の場合、説明会と称して医者を集め、どういう営業をすれば買ってもらえるか聞き出すというものです。

--スキルについてはいかがでしょう?

医者との関係性、商品への知識、英語力を得た。他に得られたスキルはないと思います笑。

 

--外資系製薬会社の転職状況はどのようなものでしょうか?

MRの離職率の高さや勤務年数(3~10年ほど)が示しているように人の入れ替えは多いです。転職する人は同業他社が7,8割を占めます。転職してきた人の中には証券営業や住宅営業の人もいて、これらの営業よりはラクと言ってましたね笑。

 

--今後製薬業界はどのようになると思われますか?

今後10年は老人世代の人口増加で業界自体なんとか持つと思います。

しかし、今後、医療費圧迫などの理由で政府が介入し規制を設けられるかもしれない。それにより、例えば商品の単価を下げる必要があるかもしれない。新卒でMRというキャリアはお勧めできないかな。

 

キャリア初の経理へ

--経理を希望されたのはなぜですか?

年をとって営業がきつかったというのが正直なとこです笑。人と喋らずに仕事がしたいと思い経理を希望しました。

 

--キャリアの中で初めての経理でしたが、どうでしたか?

経理について新たな知識を勉強するのは新鮮でした。最初から経理をやっている人とは約10年ほど経理のキャリアに差があったので、追いつくために勉強しました。

 

経理移動後すぐに日系メーカーへ転職

--経理にきて間もないうちに転職されていますが、これはなぜでしょうか?

きっかけとしては、シェアードサービスによる部門人数削減です。スタッフの人数がそこまでいらなくなったため、クビになる前に自分で転職しようと決意しました。外資系製薬にきてから1,2年で転職しました。

 

--今回の転職の際には、エージェントは使用されたのでしょうか?

今回も前回と同様に大手どころの リクルートエージェント 、Dodaマイナビエージェント パソナキャリアは使いました。

ジョブマーケットの知識を持つエージェントと話す中で、希望に近い業界および職種を紹介してくれたと思います。

前回との違いは外資系に務めており年収も上がっていたのでハイクラス・外資系向けの転職サービスを使った点です。 『BIZREACH(ビズリーチ)』では基本年収700万円以上のポジションが紹介されますので、こちらにも登録しました。

他にも外資系の求人では名前をよく聞くJACへも登録していますね。

日系メーカー、大手人材会社、外資系会社からオファーをいただきました。その中から、日系メーカーを選択しました。あとで話しますが、今回はやはり日系に行きたいという気持ちが強かったです。

 

経理の業務が拡張し、経営企画の仕事へ転職

日系メーカー経営企画へ転職

--日系メーカーではどのような業務内容でしたか?

最初は工場経理ですね。

工場の生産計画、予算、決算のような中期経営計画を担当していました。今は予算策定や見通しをつけるのが主な仕事です。

 

--年収はおいくらほど上がったのでしょうか?

入社時基本給700万ですが、今は昇給や他諸々の加算もあり年収1,000万円程となっていおます。

 

--ギャップなどはありましたか?

ギャップはなかったです。日系メーカーは外国に支店もあって管理できる立場だし、年をとった後のポジションもいいし、関連会社にも行けるし、とてもいいですね笑

 

--今のところ転職予定はありますか?

今の仕事面白いけれど、今後するかもしれないですね。数字、IT、英語を今までのキャリアで身につけているので潰しは効く気がします。数字、IT、英語ができればマーケットバリューはアップします。

外資系よりも日系をおすすめ

--学生やキャリアで悩む30代の方へのメッセージがあればお願いします

自分のキャリアで特別良い会社に行っていない限り、僕は日系企業をお勧めします。

先ほども申しましたが、日系企業には外国支店、関連会社などがあり長期的な視点で見たときに、仮にレールから外れたとしても、上の立場である程度大きい仕事ができるからです。

ヘッドクォーターがあり、大きな判断にも携わる機会が豊富にある日系は大きな魅力だと思います。

--ありがとうございました!

以下編集コメントです。

外資系と日系の違いについて

今回の方は日系を仕事の大きさや立場の確保という点でおすすめしていました。

簡単に整理すると外資・日系の比較は以下のようなものです(もちろん当てはまらない例はあります)。

日系の特徴:

長期安定雇用であり、個人のパフォーマンスよりも組織全体のパフォーマンスを重視する傾向が強いです。

それと連動して個人がスピード出世することは難しく、年功序列の色が強い報酬体系が組まれております。仕事内容については今回のインタビューで語られていた通りで会社全体としての判断はもちろんヘッドクォーターで行います。

外資系の日本ブランチはあくまで日本市場を対象とした拠点であり、雇用されるのは日本市場へ切り込むための傭兵です。

長期安定雇用・会社に長期コミットし、全社レベルでの判断に関わりたい方や個人同士を激しく競争させ合うカルチャーに疲れた方は日系が向いているでしょう。

外資系の特徴:

外資が日本市場を取りに来る場合の拠点です。以前はアジア全体のヘッドクォーターとしての意味合いがある会社もありましたが、今ではシンガポールや上海にその機能は移っていることが多いですね。

個人主義が強く、成果がでなければ短期的に解雇(もしくはゆるやかな退職勧告)となる傾向が強いです。日本オフィスから入ってグローバルヘッドクォーターまで出世し、活躍し続ける人は0.1%以下ではないでしょうか。

トランスファーが比較的やりやすい組織もありますが、研修としての意味合いが強く多くの場合は2-3年の滞在の後、日本に戻ります。ノンネイティブ環境での出世は想像以上の難しさがあります。

20代・30代での経理への転職について

今回の方は20代の内に経理に携わる機会が幸運なことにありましたね。

重要なのはポテンシャル採用が効く28歳ころまでに未経験での転職を済ませることです。それを過ぎると未経験でも転職出来る、ポテンシャル採用枠は極端に減ります。

これは今回見た経理を含む、どの職種でも同じことですね。

30代となると、未経験で今から頑張ります、だけで転職出来るのは不人気職種が多いです。例えば投資用不動産営業などですね。

さらに言えばそのような職種は比較的低賃金・高離職率・高ストレスであるケースが多く未経験の職種に30代で転職するというのはなにか特殊な事情がない限りハイリスクな判断となるでしょう。

28歳までに専門(経理、営業、システム...)を選び、基本経験を元に今回の方のように経営企画に業務幅を広げたり、マネジメントを経験したりというキャリアが王道と言えます。

まだ専門を定めきれていない20代の方は危機感を持って仕事に取り組み、自分の道を定めるようにすることがよいかと思います。

おすすめの転職方法 

今回の方もエージェントを活用されておりましたね。本メディアとしておすすめする転職エージェントの使い方は二段階です。

1. リクルートエージェント 、Dodaマイナビエージェント パソナキャリアに登録し求人を見る

ここは求人数がとにかく多い大手エージェントに登録し、どのような求人があるのか広く見るためです。

今回の方も最初はとにかくエージェントに会ったり転職サイトを見るなど情報収集および自分に会うエージェントを見つけることをおすすめしていますよね。

まず大手4社は登録することを強くおすすめします。

 

2.『BIZREACH(ビズリーチ)』で会うエージェントを選び質の高いエージェントと会う

 自分がエージェントに求めるものがはっきりしてきたら、徐々に専門性の高いエージェントに会うのもよいでしょう。

外資系を見たいならJACは求人数を多く確保しています。