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シャイニング丸の内日報

転職や仕事術、仕事へのスタンス

年収なんて意味無いので振り回されるべきではない

こんにちは、人材業界勤務の編集人Tです。いきなりタイトルから煽った感じですが、常々思うのはその人のほんの一部しか表現することが出来ないような「年収」という数値にはさしたる意味がないと感じています。それでは年収をどのような時に気にして、どのような時には使うべきではないのか。また、本メディアが提唱する強いキャリア構築を実行するに当たってこの年収という数値との関係性を考えていきましょう。

年収という言葉が意味を持つ場面など限定されている

年収という言葉が使われる場面は日常でも結婚、転職、マウンティング、国際間比較など様々ですが実行的な意味ある場面というのは転職の給料提示くらいなのではと思っています。

転職での給料交渉シーンでは年収が双方の交渉により可変なインデックスなのでこの数値抜きには話になんてならないわけですね。

それではそれ以外の場面はどうでしょうか?年収という言葉を使うシーンを自分が他人を評価する場合、自分が自分を評価する場合という2つに分けて考えていきましょう。

自分の生き方の意思決定と年収の関係

「年収上げたい(ヽ´ω`)どうすればよいか」なんて相談も実はエージェントをやっていると多いです。仕事柄一通りの回答はしますが、もし友人にこんな質問されたら「生き方を定めるために必要なインデックスは多いからインデックスの整理から初めて自分の幸福寄与度をざっと計算してみたほうがいいよ」と答えるでしょう。

それではここで議論を簡単にするため、人間は幸福度という値(Hとする)を最大化する方向へ意思決定を行う、スイッチングコストよりも幸福度の向上幅が十分大きければ人間は判断をするものとする、というように人間の意思決定を考えて年収との関係性を考えましょう。

幸福度Hは様々な要素から決定されますね。ここでとある人物A氏のモデルを考えてみましょう。この式でどのような項を用意するか、またそれぞれの係数はどの程度かは人により異なります。この式を常に把握しながら生きるというのはHの最大化のためには欠かせない要素ですよね。

A氏の場合は次のような5項を設定するとし、それぞれの係数をAx、Ay、Az、Aq、Apと設定します。

健康度合い:X

時間の自由度:Y

自由に使える金:Z

人間関係の良好度合い:Q

仕事のやりがい:P

するとHは全て一次式で簡易的に表現出来ると考え

H = Ax・X+Ay・Y+Az・Z+Aq・Q+Ap・P

のように表現することが出来ます。もちろんこれは極めて簡略した式であって例えば自由に使える金が年間300万円→600万円に増えたことと、年間3000万円→3300万円に増えたことはこの式では等価と評価されますがかなり簡略化していることはご了承ください。

さて、年収はこの中のどこに位置するかというとAz・Zの中のZの間接インデックスですね、つまり逆行列を解くような計算をすれば年収W=W(z)と表現出来ます。

。Zを表現するのであれば手取りが適切であって年収という数値はあくまで間接的にZを表現することが出来るだけです。

年収の持つ意味はこのくらいですね。他人より優位に立っていることがHに大きく寄与するため年収という一律比較が可能なインデックスが重要であるという人は別としてHに対する影響は実はほんの一部です。

世間では年収年収!と様々なメディアやらが煽っていますが、あくまで自分の目的はHの最大化にあり、年収などその一部を締めているにすぎないということは認識していないとHが高いのにW(z)が低いからHが低いと錯覚してしまいます。Hを見ましょう。

他人を評価する場合の年収

まず他人を評価することが必要なシーンで分けて考えましょう。

友人として、ビジネスパートナーとして、恋人として、結婚相手としてと4つの場合で考えてみます。

まず友人として。友人の役割を「その場を共に楽しむ人」と定義した場合、あまりに差があると行く店の選択に悩んだり話題によっては気づかないうちにマウンティングになってしまうという可能性があるため少々の気遣いは必要かもしれませんが友人としての評価自体に影響する影響度合いは低いと言えるでしょう。

次に共に事業を推進するビジネスパートナーとして見る場合。「年収」自体はどうでもいいのですが、儲かっていない人と一緒に仕事しても儲かりそうにありませんのでその人と事業をすると成功しそうだと判定する要因の一つとしてそれなりに重要です。

次に恋人として、結婚相手候補として見る場合は次の項目に譲りますが結婚が関係ない場合(学生時代を思い出して)は所得に大きな開きがある場合は一緒にいる時の出費を所得が多いほうが賄うことにより活動の幅が広がるという点で所得を考慮するのは合理的です。

最も所得は高いがケチ、は多いので所得が高ければ必ずしも奢ってくれるというわけではありませんので活動幅の拡大という観点からすると所得が高い&奢るポリシーを持っている必要があります。

次に一番議論になりがちですが結婚相手として見る場合。

前項の式をまず振り返りましょう。

健康度合い:X

時間の自由度:Y

自由に使える金:Z

人間関係の良好度合い:Q

仕事のやりがい:P

とすると幸福度Hは

H = Ax・X+Ay・Y+Az・Z+Aq・Q+Ap・P

と表現されるでしたね。

相手に依存した結婚をする場合は自由に使える金Zが相手が自分および家庭に費やしてもよいと考えているコストと等価になります(自由、と呼べないかもしれませんが)。

Zが幸福度を表現する式に入っている場合はこれは深刻であって重視すべきであるというのは当然です。

そもそもZを重視するのであれば時間の自由度Yの係数が相当大きくない限りは仕事を辞めるという選択肢自体がZとPに深刻な影響を及ぼすため合理的ではありませんね。もっともPは結婚後は子育てなどに代替される場合もあります。

少し議論が前後しましたが結婚を考えるのであれば相手の所得を重視するのは市場規模が事業参入時に重要な指標であるのと同様に重要であることは言うまでもありません。

しかし事業の売上=市場規模ではありません。そこで獲得可能なマーケットシェアが売上、つまり配偶者から取ることが出来る金額に相当します。このように考えていくと年収のK%が一律で自分のシェアという考えは当然誤りでありKは自分や相手によって可変な変数であり極めて重要な指標であることがわかります。

このKを最大化させるためには、まず相手の交渉力が弱いこと、そして自分の交渉力が強いことが必要です。ここでは本論と外れるのでK最大化の方法については別の機会にでも書くこととします。

冗長になりましたが結婚を考える場合は相手の所得は最大取得可能量である市場規模に相当するがそこから自分が取得可能な金額を考える場合はシェア獲得のインデックスであるKも重視すべき、ということです。

「年収」という言葉に振り回されずHを最大化しよう

年収という言葉を聞く機会本当に多いですよね。今回の記事は「自分の幸福度とは多くの場面で年収とはかなり間接的な指標にすぎない」という主張でした。周囲に流されず自分がどのようにすれば幸福を感じるのかじっくり考えてから自分の生き方決定や他人の評価などを決定するのがよいのではないでしょうか。

 

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年収の議論が役に立つのは転職の場面くらいということをこちらの記事の最初の方で書きました。このメディアの想定読者層(アッパーミドル、年収600-1300万円)におすすめの転職サービスはハイクラス向けスカウト型転職サービスのビズリーチです。是非登録してみてくださいね。

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